海外起業の資金を融資で調達?やめておいたほうが良い理由を解説


上海でかれこれ9年ほど会社経営している須野です。こんにちは。

海外で起業となると資金をどうしよう?ビジネスには立ち上げ資金が必要だし、引っ越しや生活にもお金がかかりそう・・・と思いますよね。

世界各国のお金

そんなとき、銀行や公的機関などからの融資が受けられればいいな~と思いますよね。分かります。でもいきなり結論ですが、私は融資で海外起業の資金を調達するのはやめておいたほうがいいと考えています。この記事ではその理由を説明しますね。

未経験者(しかも海外)に融資する機関などない

そもそもの話ですが、あなたがビジネスや経営の経験がない場合、ポーンと資金を貸してくれるしてくれる金融機関はほとんどないでしょう。あるとすれば、それは担保をかなり積んだ場合に限られるはずです。保証人も立てないといけないでしょう。

しかも、それが外国であればなおさらです。金融機関の目には、日本でビジネスを成功させたこともないのに、いきなり土地勘もなく知人や協力者も少ない海外でのビジネス立ち上げは無謀に映ります。通常は交渉の席につくことも難しいはずです。

中国銀行
金融機関には公的な機関(日本政策金融公庫など)や銀行、信用金庫などがあり、さらにそれらの海外現地法人もあります。加えて、現地の金融機関(中国なら中国銀行や建設銀行など、ドイツならドイツ銀行やコメルツ銀行など)も候補にはあがりますが、現実には融資に応じてもらうのは難しいでしょう。

しかし、もしあなたが起業経験者で、今もすでにビジネスを運営しているなら話は別です。あなたの今の会社と関連の深いビジネスを国外で立ち上げるということなら、融資がつく可能性はあると思います。

資金がいらないビジネスを考えよう!

銀行や公的機関からの調達がムリなら、資金調達は友人や家族から借金するしかないのか・・・という声が聞こえてきそうですね。私は、それすら必要がないと思います。というのは、ビジネス未経験者ほど、開業に資金がいらない、または非常に少額ですむビジネスを考えるべきだと思うからです。

言い古されていることですが、現代ではインターネットを使ってほとんどお金をかけずにいろんなことができます。物販ショップも開けますし、情報発信もできます。パートナー探しも可能です。そこにかかるコストはプロバイダー代の数千円と、サーバー管理やHP作成の数万円~数十万円くらいのものです。銀行に借金を頼むほどのことはないですよね。

海外で起業!というと、カフェを開きたいとか、ショップを持ちたいという人が多いのですが、これには多額の資金が必要です。でも現地の人たちの真のニーズも分からないうちに飲食店や物販業立ち上げに数百万円のコストをかけるというのは、蛮勇・無謀と言われても仕方ありません。
上海のカフェ
賢い起業家は、まずは初期費用をどれだけかけずに売上が得られるか?という部分にアタマを使うものです。お金よりアイデアが成否を決めます。また、「ビジネスに失敗して悲惨にことになる」というのはよく聞く話ですが、その原因は借りたお金を返せない(特に銀行からの融資がやっかいです)ことと相場が決まっています。借りなくて済むなら、なるべく借りないほうが良いのです。

法人設立すら「ビジネスができてから」で遅くない

また「現地での会社設立にはどれだけお金がかかりますか?」という相談も多いです。これは国・地域によって違うので調べてもらう他ないのですが、私は会社すら最初からつくる必要はない!と言っています。

日本は資本金1円でも法人がつくれるようになっていますが、海外、とくに発展途上のアジアではそうもいかないことが多いです。私のいる中国では(その時々の政策によってだいぶ幅があるのですが)最低でも50万元~100万元(800万円~1600万円/1元=16円換算)は資本金を用意する必要があります。他の国でも数百万円はくだらないでしょう。

賢い起業家

いちどに全額を払い込む必要はないとはいえ、これだけの金額を「儲かるかどうか分からないビジネス」につぎ込む、しかも融資で、というのはやはり賢い起業家のすることではないと思います。

私の場合は、最初のビジネス(上海での人材紹介事業)を立ち上げるときは知人の会社の「一事業部」としてスタートしました。知人には、売上が発生したときだけ手数料を支払う約束をしました。つまり、会社の看板と、人材事業を行うのに必要なライセンスを「借りて」済ませたわけです。しかも机と電話も貸してもらいました(笑)。これなら初期費用はゼロ、売上があったときだけ「成果報酬」型でコストを負担すればよいという、なんともおいしいやり方をとったのです。

資金調達や、ましてや融資なんてことは考える必要もありませんでした。

誰もが都合よく、そんな「知人」が見つかるとは限りませんが、参考にはなると思います。ぜひ、「どうすれば銀行から融資が得られるか?」よりも、「どうすれば資金がなくてもビジネスが始められるか?」を考えることに、アタマと時間を使ってみてください。そちらのほうが、成功率は高くなると思いますよ。


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